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2/2:【GP&J BAKERより「IMARI」のご紹介です】

 

2021/02/09

 

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2021/2/2 配信


全世界が未知のウイルスの恐怖によって生活・生命が脅かされている今日このごろですが、私の癒しは、五反田TDCエントランスに設置されたロウバイのお花です。ドアを通ると、甘く優しくふんわりとした香りが出迎えてくれます。自然のものは、やはり不思議なパワーがあるように思います。
みなさまの安全、平和を願いまして、今回、ファブリックの魅力をお伝えできればと思い、あるアイテムをご紹介させていただきました。

「GP&J BAKER 社」2020AWコレクション「CHIFU(チーフ)」があります。こちらは、英国GP&J BAKER社のすばらしい伝統的な「作品」を集めてより進化させたコレクションとして作られました。なかでも、私が感動した作品は「IMARI(伊万里)」です。

赤坂、六本木の高級料亭にいくと出てきそう、日本人ならきっとみたことがある、あのお皿、そう、あの「有田焼」です!

そのむかし、17世紀後半から18世紀にかけて、東洋から多くの磁器がヨーロッパへ渡りました。ちょうど西洋では「シノワズリ(chinoiserie)」が大流行していた時、国王や高貴な人々の間で中国趣味の美術品がたいへん愛でられ、磁気だけでなく、インテリアではロココ調の家具、ガーデン様式にまで取り入れられ、富や権力の象徴としてコレクションされるようになっていました。

折しも、中国の政治情勢が不安定なとき、中国では磁気が入手困難、調達できなくなってしまうことがあり、それに代わって伊万里港から、日本の磁気が大量に持ち出されたというのです。
有田の磁器も伊万里港から輸出されたことで、総称して「IMARI」と言われたそうです。
なお、現代においても海外のアンティークショップでは「IMARI」「Old Imari」「Japanese Imari」として多くの愛好家たちに大切にされていることは大変によろこばしいことであります。

余談ですが、その後のヨーロッパでは、ジャポニスム(Japonisme / 19世紀後半~20世紀)が大流行しました。浮世絵など、日本独自の美術や文化がシノワズリとは異なった美として高く評価されました。ほんとうに日本人として、とても誇らしい限りです。
(ですから、シノワズリとジャポニスムは別のものとなります。)
実に、ファブリックひとつから、歴史をひもといてみるとあたらしい発見があり、
とても興味深いものです。
他にも、シノワズリの影響を受けたファブリックなど、いくつか収められています。

この機会にぜひご注目いただければ幸いでございます。
Thank you very much!

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※現在ショールームでは 検温・都度アルコール消毒など感染対策を行い予約制にて対応させて頂いております。

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