2022/3/15 配信
3月も半ばに入り、
立春や夏至など季節を表す言葉として用いられる二十四節気の中で
啓蟄とは、
太陽が当たって雪解けが進み、
さて今回は、ある天然素材についてご紹介したいと思います。
最近ブランドの新作発表会に行くと目にするヘンプ。
これだけ聞くと物騒なイメージですが、
弊社の輸入ファブリックでも今期新作にヘンプファブリックが含ま
ヘンプとは
ヘンプが大麻と和訳されることは前述しましたが、そもそも「麻」
◆リネン・・・亜麻(あま)
◆ヘンプ・・・大麻(たいま)
◆ラミー・・・苧麻(ちょま)
リネンはよく聞きますが、
ヘンプは生育速度と環境への順応性の高さから、
日本にも戦前はもともと自生しており、
●サスティナブルな特徴
ヘンプは現在、
一体どんな特徴があるのでしょうか。
〇農薬・化学肥料をほとんど必要としない
ヘンプは害虫に強く、農薬なしでは栽培が難しいコットンに比べて環境にやさしい植物です。
〇成長が早い
100~120 日で3~4m 程に成長し、毎年収穫可能です。
雑草よりも成長が早いため、そもそも除草剤を使う必要がありません。
〇土壌が柔らかくなる
根を土壌中に張り巡らすため、土の中の微生物環境が改善し、土壌をふかふかにする効果があります。日本では昔から、痩せた土地を改良するためにヘンプを植えてきました。
〇不良土でも育つ
年間降水量100~200ミリの土地でも栽培でき、ヘンプは少しの水で育ちます。
コットンを1キロ採るためには水が2万リットル必要だそうです。
一方ヘンプの必要な水の量は4分の1。砂漠の緑化にも貢献できる可能性があるとされています。
●ヘンプ生地の特徴
環境に優しいヘンプ生地ですが、生地としての機能も優秀なのです。
麻と聞いて思い浮かぶのは、夏に着るようなさっぱりとした清涼感ですが他にもいろいろな特徴・効果があります。
〇吸水性、速乾性に優れる
繊維表面には無数のひび割れと小さな穴があり多孔構造になっています。
そのため水分を早く吸い上げることができ、それを拡散することで蒸発を促進します。
つまり、吸水性、速乾性に優れているということです。
〇紫外線防止
繊維自体が紫外線に強く、日光に強いため昔は漁網に使われていたくらい丈夫な素材です。
〇消臭性
繊維の空洞には無数の酵素があり、細菌を繁殖させない効果があります。
〇シャリ感があり通気性がある
〇自然な光沢がある
〇カビや害虫に強い
ヘンプファブリックのご紹介
FABRISTAの取り扱いブランドの中にもヘンプ100%
輸入ファブリック de ploeg:(デュ・プルフ/
リサイクルしやすい天然素材100%で出来ているため、
目にも優しいアースカラーの全5色展開です。
de ploeg 「basket」 生地巾325cm ¥21,100/M (2022price)
今回は、
天然素材ヘンプならではの優しい質感、
寒暖定まらぬ時期ですので、健康には十分にご留意くださいませ。
>>ご不明点、お問合せ等ございましたらお電話、またはこちらまで
※現在ショールームでは 検温・都度アルコール消毒など感染対策を行い予約制にて対応させて頂いております。