「ワッショイ! インテリア祭り❕」
イタリアでは、ちょうどミラノ・デザイン・ウィークが開催されています。
The Itlaian adventure begins…
(あるSNSですてきな一文をみつけましたので、引用させていただきました。)
(写真はIKEA社 MILANO DESIGNWEEK 出展より)
インテリアでは、アーカイブのデザインを、大胆で鮮やかなカラーで再生した「復刻コレクション」や、
サステナビリティの観念からナチュラル、でもナチュラルだけではない新しい提案、
またクラフト性の高い、職人技の秀逸作品、
自然とともに生きていく強いメッセージのある作品などが多くあるようです。
(実際行っていないのでネットでみているだけのごく個人的な感想です。)
日本でも、気軽に自分スタイルでインテリアを楽しむ文化が広がっています。
「北欧インテリア」も人気のあるテイストのひとつとしてよくお問合せいただきます。
そこで今回は、「北欧インテリア」についてお話させてくださいませ。
特徴として、木をつかった温かみのある家具や、自然をモチーフに描かれたデザインに
私たちの心は引き寄せられます。
日本も古くから、木や草花、自然と深くかかわり合いながら、生活をしてきました。
そんな共通点も大いに関係があるのではないかと思います。
ファブリックでは、プリント生地が多く、織物よりは値が張らないという条件も人気のひとつと言えるでしょう。
Nordic Scandinavian Styleと言えば、
IKEA!マリメッコ!!(非常にわかりやすいですね。)
インテリア好きではなくとも、IKEAを知らない人はいないでしょう。
2月に開催されたGiftShowでの喜多 俊之先生の講演のなかで、
「当時、北欧が、独自のノルディックインテリア文化を発展させて存在していて、
他のヨーロッパの国々の先頭を走っていた。」というお話をうかがったことがあります。
IKEAさんは、今年、創業80年。
ちなみに、イタリアカッシーナ社の家具づくりのスタートは1950年代だそうです。
ここで、あの本を思い出して、本棚から引っ張りだしてみました。
「NORDISKA TYGER」北欧ヴィンテージテキスタイルブック
澤田美佳さん(著)です。
お家に一冊、あるかと思います、あのブックです。
北欧プリントの特徴は、どれもこれも、明るくて😊 ポップ♪ ♬
このあたたかみに囲まれて過ごしたなら、心はいつも朗らかでいられそうです。
スウェーデンテキスタイルの産業の歴史は、1930年代~1940年代、第2次世界大戦の勃発により
海外デザインを取り入れることが難しくなったことで
国内のデザイナーたちが育つキッカケとなったようです。
これは、ヨーロッパ全体でそのムーブメントが起こり、
テキスタイルだけではなく芸術の発展に大きく影響を与えました。
たとえば「幾何学模様」ですが、スウェーデンでは50年代初頭にはすでに登場し、
新しいトレンドとなっていたようです。
柄や独特の配色の幾何学模様は、抽象的であり印象的、個々から始まりました。
その他には、従来からのスタイルの草花模様、でもエキサイティングなデザインや個性的なパターンであったり、鈍く輝く色を用いたり。
日本からインスぺレーションを受けたものや、動物や物語を描いた作品、、
レトロで懐かしい味わいの溢れるデザインが広がります。
私は、日本昔ばなしに出てくるような絵柄も見つけられ、なんだかうれしくなりました。
ちょうど、モリスのイチゴ泥棒のスウェーデン版のようなパターンもあったりして。

イチゴ泥棒